簡易トイレ

災害時に本当は重要だけれど、あまり重要性が認識されていなかったのがトイレです。水が使えない状況になれば、当然水洗トイレは使えません。しかし、避けることの出来ない問題であり、かつ人間の尊厳にも関わる大きな課題です。実際、阪神大震災や中越震災で被災した人が一番困ったことはトイレだったということです。
水や食料はそもそも備蓄している人もいたでしょうし、しばらくすれば救援物資が届きます。そして、食べたら出るのは生理現象なので避けられないことです。しかし、水が断水している間は水洗であるトイレは使えず、また、仮設トイレも、そもそも準備がされていなかったこともあり、設置されるのにかなりの日数を要したことと、設置しても水が使えないので、結局すぐに使用するに耐えない状態になってしまったところも多くありました。
そのため、トイレに行く回数を減らすために、水分摂取量を少なくしたことにより、脱水症状に陥る高齢者の方も多くいました。

どのくらい準備しておけばよいのか?

どの程度の回数分用意しておけばよいのかの判断はなかなか難しいですが、被害状況によっては、1ヶ月程度は使えなくなることが想定されますので、1ヶ月分程度あれば一応安心できるレベルでしょうか。ただ、水や食料は時間が経てば配給されて次第に改善されてくると思いますが、トイレは家屋や上下水道の復旧が終わらないと満足に使えるレベルにならず、地域によってはトイレ問題がかなり長引く可能性があります。長期間保管しても傷むものではないので、いざという時の精神的なゆとりのためにも、ちょっと多すぎるかなくらいに用意しておいたほうがよいかもしれません。

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